千葉県少年野球友遊ボール大会競技規則
(出場資格及びチーム構成)
1.この大会は、少年野球の底辺拡大を図るため、多くの低学年(小学3 年生以下)と父 母の参加を得て、少年野球の楽しさを理解して頂くために実施するもので、特に出場 資格の制限はしないが、本連盟傘下の地区及び支部の連盟の推薦のあったチームとす る。
2.チームの編成は、本連盟に加盟している単独チーム、地区又は支部の選抜チーム、 子供会等で編成し出場できる。
3.チーム構成は、成人者による代表、監督、コーチ(2名)、スコアラー、選手は3年 生以下の小学生で主将を含む7 名以上に父母を加え20名以内とし計25名とする。 但し、チームにおいて、指導者がいない場合は、各支部傘下の連盟役員が引率又は 指導者として、ベンチ入りすることを条件とする。
(服装・用具)
1.出場するチームの服装は、ユニホーム又は運動のできる服を着用し、靴は、運動靴 若しくはスパイクシューズとする。(金属製の使用を禁止する。)
2.バットは、応援用のメガホンバットとし、ボールは、軟らかい健康ボールとする。 これ以外の用具の使用を禁止する。
(開会式等)
1.大会開会式での選手宣誓は、前年度優勝チーム又は準優勝チームの選手若しくは、 組合せ抽選番号1番クジを引いたチームの選手とする。
2.大会開会式での各チームの集合時間は、開始時刻30分前までに受付を終了し、選 手は指定された場所に整列していること。
(試合の集合時間・準備)
1.第1試合のチームは、試合開始時刻30分前までに集合し、球場責任者による受付 を完了すること。第2試合、第3試合のチームも同様とする。
2.試合中止の場合は、大会本部から連絡する。雨天による判断が困難な場合は、時間 まで球場に集合し、大会本部の決定に従うこと。
3.メンバー表の提出は、第1試合は試合開始時刻20分前、第2試合以降も20分前 までに、監督、主将が3部持参し、グランドルールや注意事項等を確認すること。
4.ベンチは、抽選番号の若番が1塁側とする。攻撃の先攻・後攻は、メンバー表提出 時、トスにより決定する。
5.シートノックは、大会運営上原則として行わない。
6.指導者は、選手の指導・安全管理又は試合のスピードアップを図るため、コーチャ ーズボックスのランナーコーチをすることができる。
7.友遊競技場区画線は、区画線塁問15m、本塁投手問は、本塁から5mのラインを 1塁線上から3塁線上まで引いた中間点とし、その中間点から半径1mの円を描いた 範囲内とする。(別図参照)
(試合時間等)
1.この大会の試合は、1〜3回戦までをブロックのリーグ戦とし、上位チームが決勝 トーナメント戦に進出できる。但し、この大会に出場するチームの数並びにその他の 都合により、ブロック戦の試合数の変更又はブロック戦を中止し、全試合をトーナメ ント戦とすることがある。
2.試合は、1試合5回戦で勝敗を争うこととするが、タイムゲームを適用する。 1試合30分を超えたとき(後攻の攻撃終了時)は、新しいイニングに入らず、その 時点の得点をもって勝敗を決する。
3.得点差によるコールドゲームは、3回均等回終了後20点差のとき適用する。決勝 戦も同様とする。
4.日没・降雨によるコールドゲームの適用は、3回終了後適用する。また、3回終了 前については、再試合とする。再試合は、後日の第1試合前に行う。 日没・降雨の判断は、当該球場責任者、当該球場責任審判員が、両チームの監督を 招集し協議して決定する。
(試 合)
1.試合の攻守交代は、3アウトとする。
2.投手は、「試合の集合時間・準備」欄の第7 項の円の中から、攻撃側のチームの投 手が攻撃側の打者に対して、下手でボールを投げるものとする。投手は、チームのメ ンバー登録された選手(3年生以下の小学生)又は父母とする。
3.投手は、打者の打った打球の捕球及び守備側の選手の守備を妨害してはならない。
4.前項の捕球、守備の妨害及び打者の打球が投手に触れた場合は、打者はアウトとす る。この場合、ボールデッドとし、走者は元の塁に戻らなければならない。
5.守備は、投手(投手は攻撃側のチームであるため)を除く小学3年生以下の9名の選 手、若しくは小学3年生以下の7名の選手に父母(女性)2名を加えた9名とし、攻撃 の打者・走者も同様とする。父母の男性は、投手のみ許されるが、攻撃の打者・走者、 及び投手を除く守備はできない。
6.打者が打つ前に、5mラインを越えて前にでて守備をしてはならない。これに違反 して捕球した場合は、打者に1塁の進塁権を与える。この場合、走者が各塁上に居る 場合は自動的に進塁できるが、走者が2塁上で1塁が空いているときは、1塁走者は 3塁に進塁することはできない。
7.打者は、3球空振リによる三振アウト及びデットボールによる進塁はない。従って、 打者は、メガホンバットでボールを打つまで、打席に立つことができる。
8.本塁と1塁線上及び本塁と3塁線上のラインから、ファールゾーン3m幅のライン を設定し(別図参照)、打者が打ったボールを内野手が捕球し、送球したボールが暴投 により3mラインを越えた場合は、打者・走者にワンベースの進塁権を与える。 但し・投手の投球又は野手が、あきらかに投手にボールを返球しようとして暴投を 投げ、かつ3mラインを越えた場合は適用しない。
9.打者.走者のアウトは、前4項に定めるものの外、ライナー又はフライによる直接 捕球の外は、全てフォースプレーとする。野球ルールによるフォースアウトのほか、 「みなしフォースアウト」とする。
10.「みなしフォースアウト」とは、1塁と2塁、2塁と3塁、3塁と本塁の塁間15 mの中問点7.5mに「みなしライン」を引き、無死走者2塁の場合、打者の打った ボールが3塁ゴロで、2塁走者が2塁と3塁の中問点7.5mの「みなしライン」を 3塁方向にオーバーし、2塁に帰塁しても3塁に走塁したとみなされ、3塁手がボー ルをもって3塁ベースを踏んだときは、2塁走者はタッチプレーによってアウトとな った時と同様とする。また、「みなしライン」手前で止まり、走者が2塁に帰塁する よリも早く、3塁手から2塁手に送球され、2塁手がベースを踏んで捕球した場合も タッチプレーによってアウトとなった時と同様で、これを「みなしフォースアウト」 という。(別図参照)
11.走者が、「みなしライン」を次の塁方向にオーバーしても帰塁が許されるのは、打 者が打ったボールがライナー又はフライで、野手(守備側)が直接捕球した場合に限ら れる。
12.内野手がボールをもって、走者が走塁又は帰塁するよリも早くタッチプレーしても アウトにはならない、低学年の危険防止のため、タッチプレーは禁止する。但し、す ばやく前10 項と同様のプレーがあったときは、「みなしアウト」となる。
13.野手から投手に返球しているとき、又は投手が投球したときの走者の盗塁は、禁止 する。走者は、打者がボールを打ってから走るものとする。 また、離塁が早い場合は、1回目は注意、2回目はアウトとする。
14.球場の外野には、40mのラインを引き、打者の打ったボールがノーバウンドで越 えた場合は本塁打、ゴロ又はワンバウンドで越えた場合は2塁打とする。
(特別延長戦)
1.ブロックのリーグ戦で同率の場合は、1試合のブロック決勝戦を行う。
2.5回終了後又は30分を越え、後攻の攻撃終了時で同点の場合は、直ちに特別延長 戦を実施する。 打者は4番とし、走者は1番が3塁走者、2番が2塁走者、3番が1塁走者として、 1死満塁で1イニングを行い、得点の多いチームを勝者とする。勝者が決定しない場 合は、決定するまで上記と同様に行い勝者を決定する。
(審判規定)
1.この規定に定めるものの外、必要事項は審判が大会責任者と協議して決定する。